会社勤めをするうえで、「電話の声が聞き取れない…」と悩んでいませんか?
わたしのように、職場で電話の向こうの相手の声が聞き取れなくて悩んでいる人は多いと思いますし、何とかしたい!と思っている人も多いと思います。
そんな方にわたしは「電話の声を聞き取れるようになる方法」ではなく、「そもそも電話に出る必要がない仕事にしちゃえば?」という提案をしてみます。
- 職場で電話の声が聞き取れなくて悩んでいる
- いろんな人にアドバイスをもらったり、コツを聞いて実践したけど効果がない
- 「慣れ」の問題って言うけど、慣れる時まで自分のメンタルが持つ気がしない
問題を解決することも大事ですが、人には得意なことと不得意なこともあるので、いっそ潔く「あきらめて別の道を行く」ということも決して悪いことじゃないよ!
ちなみに、わたしは聞き取る努力をするのをあきらめました!…というわけでわたしの経験談になります。
事務職をしていた頃のわたしの悩み
電話の相手の声が聞き取れなさ過ぎて辛い・申し訳ない
新入社員の頃や、転職したばかりの頃ってただでさえ緊張していますし、取引先の会社の名前が横文字(カタカナ)系だと何と言っているのかさっぱり聞き取れない…ということが多かったです。
もちろん、聞き取れなかった場合は「おそれいります、もう一度お願いできますでしょうか?」などと聞き返すようにしていました。
けど、もう一度聞いても、さらにもう一度聞いても、聞き取れないとき…ありませんか?
わたしがそうでした。
何度聞いても「もにゃもにゃ」と言っているようにしか聞こえず、この時点でもう焦りと申し訳なさでいっぱいです。
「もう一度お願いできますか」って3回も4回も聞き返すような状態です。
この時はさすがに電話の相手の方に
と言われてしまい、それはもう…いたたまれない気持ちになりながら先輩に電話を代わってもらいました。
電話の向こうの相手にも申し訳ないですし、電話が聞き取れないことで仕事の手を止めないといけない先輩たちにも申し訳なかった…。
先輩や上司、ネットなどでもらうアドバイスを実行しても聞き取れない
- 取引先やよく電話がかかってくる社名などをリスト化して自分の席に専用のマニュアルを作って貼っておく。
- 受話音量を上げる。
- ワンコールで出て、ゆとりを持ってゆっくりと話す。
- オウムのように聞き返しながら電話する。
- とにかく「慣れ」だから数をこなす。
電話の声が聞き取れないときはこんなアドバイスをもらうことがあると思います(一例なのでもっといろいろあると思いますが)。
わたしもリストやマニュアルを作成したり、視覚に頼らず「耳で聞いて情報を得る」ためにラジオを聴いたり、家族と練習したり…いろいろと試したのですが、これと言って改善されたようには感じませんでした。
聴力に何らかの問題があるのかと思って耳鼻科を受診したこともありますが、特に聴力に問題はないと医師から診断を受けました。
自宅やプライベートだと問題なく聞き取れるのに、職場だとなぜか聞き取れなくなる…という困った状態でしたね…。
壊滅的に電話が聞き取れないことで職場で孤立する
最初はあたたかく見守ってくれますが、やはり「職場」なので2回、3回と聞き取れないことが続き、電話を代わってもらったりするともちろんいい顔はされません。
そりゃそうですよね。電話の取次ぎですら何度か聞き返したりしていましたから(泣)。
そんなことがよくあったので、周りからは大きなため息をつかれたり、コソコソと陰口のようなものが聞こえてくることもありました。
わたし自身はいたって真面目に仕事をしていましたし、電話が聞き取れるようにあれこれ試行錯誤していました。
もちろん、先輩方からいただくアドバイスなども実行していました。
けれど、それでも。
おそらく100人中99人は「聞き取れて当たり前」の電話が聞き取れないので、「みんなができることができない人」と思われていきました。
同時に、出来ないならできないなりにもっと努力をすべきなのに、それすらもしていない・やる気がないと思われていましたし、努力していることを知っている人にはあそこまでやってるのにできないってちょっとやばいよね…というような感じで見られていましたね…。
こうなると、慣れるまで踏ん張ろう!というメンタルが持たなくなってしまいました…。
社会人として頑張らないとって思いもありましたけど、頑張っても半年程度しか持ちませんでした。
仕事で電話に出たくなさすぎて工場で働きはじめる
事務職で心が疲弊してしまってもうたぶん事務職は無理だ、電話がある職場は無理だ…と思いましたが、電話がない職場なんてあるわけないじゃんか…と絶望します。
けど、電話に出なくていい職場・環境はあるんです。
工場(現場)で働くなんてありえない…なんて考えは捨てた
工場で働くことに良いイメージがある人ってあんまりいないと思いますが、わたしもそうでした。
就活中なんかはドラマとかで見るようなステキなオフィスで働くんだ!って思っていたので、工場の現場でライン作業をすることなんて考えたこともありませんでした。
けど、事務職を半年ほどで辞めてしまった当時のわたしは電話恐怖症のような感じで、電話に出ないといけない職場で働くことは工場で働くこと以上に無理だと感じていました。
働かないと生きていけないんだから、どうにかして働かないといけない…と思って、工場で働くことを決意します。
ちなみに、3K(汚い・キツイ・危険)ですが、これは働く工場や扱う製品によりけりかと思います。
工場での正社員だと、3Kをより感じることになるでしょうし、定時に帰れないとか休みが取れないとか、そういった問題も出てきますが、派遣だったらそういうのはほぼないです。
そして女性の場合はキツイ・危険な仕事はほとんど任されることはないと思われます。
工場での働き方はいろいろあるので、派遣で様子見をするというのもよい手段だと思います。
外線がかかってくることがないので電話ストレスフリー
働いてみて改めて思いましたが、ライン作業や倉庫での作業では、外線がかかってくることがありません。
工場や倉庫の事務所には外線がかかってくることがありますが、現場で作業する人は電話の心配をする必要は全くありません。
電話に出なくていいというだけでこんなにもストレスやプレッシャーを感じることがなくなるだなんて思ってもいなかったので、工場仕事は意外と楽しくやれていました。
工場などの現場仕事は立ち仕事だったり、意外と重いものを持つ必要があったり、やり甲斐がなかったり…こっちはこっちでいろいろとあります。
一度経験してみて、「電話対応の方がマシ」って思えば事務職でもう一回頑張ってみるのもいいと思います。
工場であんな思いするくらいなら…!って思えば、頑張れるかもしれませんからね!
真面目に頑張っていたら現場から他部署へ引き抜かれたりする
会社によりけりだと思いますが、わたしは最初はライン作業で仕事をはじめ、普通に仕事をしているうちに「ちょっとうちの部署にこない?」みたいな感じで引き抜かれることが2回ありました(A社で働いているときとB社で働いているとき)。
2社とも品質管理で製品の検査が主な仕事でしたが、元々現場で作業していたときから顔見知りの方が何名かいたので、とても親切にあたたかく迎えてもらいました。
ずーーっとライン作業だとちょっとしんどかったりしますが、品管や製品検査だと座っての作業も多いので体が少し楽です。
工場での作業、品管を経て電話が聞き取れるようになる
品管だと残念ながら電話がデスクに備えてあったので多少は電話対応が必要でしたが、ほとんどが内線でした。
しかも、現場からの問い合わせが多かったので、電話の向こうの相手が誰なのかも分かっていますし、自分が携わっていた仕事なのでどういう内容なのか把握しやすく、そこまで緊張せずに対応できたのがよかったです。
外線がかかってくることも多少ありましたが、こちらはほとんどが主任か課長宛てで取り次ぐことも少なかったので助かりました(笑)。
こうして、実は回りまわってまさかの工場で働くようになってから内線はほとんど聞き取れるようになりましたし、外線もだいたい聞き取れるようになりました。
電話が聞き取れるようになるには、「慣れ」であることはもちろんですが、周りの環境とかそういったものも関係しているだろうと思います。
電話苦手な工場勤務女子のこれから|フリーランスを目指す
こんな感じで事務職から工場勤務に転職して、圧倒的に工場勤務歴の方が長いわたしです。
でも、工場で働くのって若いうちは体力とかあるからいいけど、年を重ねるにつれて体力的に厳しくなっていくんじゃないか?という不安も一応あります。
今はいいとして、これから定年まで…いや、定年を超えても働かないといけない世の中で、工場勤務とか将来絶対仕事がなくなって困る…なんて不安にも思います。
なので、一生工場勤務だけで生きていくつもりはありません。
いまわたしが書いているこのブログを通して、フリーランスとして働けるようになるのがいまのわたしの夢です。
職場での電話は聞き取れませんでしたが(現在はだいぶマシになったけどw)、プライベートや自宅などでの電話は聞き取れるので、電話対応で困ることもなくなりましたし。
ブログだけで食べていくにはまだまだ先が長いですが、いつか絶対に実現できるように頑張っています!
普通にOLさんとかをしていて難なく働けていたら、わたしの性格だったらおそらくフリーランスになろうなんて考えもしなかっただろうと思います。
電話が聞き取れなくて心の底から悩んでいる方がこの記事を見ていたら…
あなたは一生懸命頑張っているし、頑張るのがもう辛いのならやめちゃってもいいよ!
電話に出なくていい工場でだって働けるし、自分に向いてないことはあきらめて別の道を探すほうがいいことだってあるよ!
この記事で紹介したことが正解ではありませんが、一つの考え方や生き方として少しでもお役に立てたらうれしいです!