わたしは転職を数回しているのですが、退職した会社の人たちから退職後に飲み会や食事に誘われることがあります。
そんな話を友人や家族に話したりすると、
「退職後もそんな風に誘ってくれるなんていい人たちだね~!」
なんて言われますし、実際に退職した後もつながりを持とうとして下さることはありがたいと思っています。
でも、個人的には「ありがたいけど、もう別に関わらなくていいかな…」と思っています。
なんとも冷たい人間ですね。自分でもそう思います。
けど、この記事を見てくださっている方はおそらくわたしと同じように、「退職した会社の人から誘いが来たんだけど行った方がいいかな…面倒くさいけど…」って感じなんじゃないかと思います。
退職した会社の人からせっかく誘ってもらったから、行かないと申し訳ないかな…と思う気持ちで飲み会や食事会に行こうとしているかもしれませんが、「せっかく誘ってもらったから」「行かないと申し訳ないな」というような理由で行くくらいなら行かない方が良いと思います。
この記事ではわたしが実際に退職後に食事会や飲み会に参加して感じたことをまとめています。
退職後の人間関係や、お誘いを受けたら行った方がいいのか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
Contents
退職した会社の人たちとの飲み会に行ったらこうなる
わたしはこれまでに何度か退職した会社の人と飲み会や食事会に行ったことがありますが、退職後に一度そういった集まりで会ったら「もう次回は来なくていいかな…」と思ってしまうことがほとんどです。
なぜなのか、実際に飲み会に参加したときのことを参考にまとめてみました。
転職(行動)して充実した生活を送る人の話には興味がない
まずは退職後から現在までの近況を聞かれることが多いです。
「転職先はどう?最近どうしてるの?」
といった感じですね。
でも、この話はサラッと触れられてすぐに終わると思います。
特に「忙しいけどまずまず頑張ってる」「楽しんでいる」といったような内容だと本当にあっという間に終わります(笑)。
なぜなら、前職の人からすれば全く知らない世界の話だからです。
そして人は同じ場所にいた人がそこを抜け出して、充実した生活を送ることに対して興味がありません。
人の不幸は蜜の味と言いますか、転職先がブラック企業だったとか、行動したその先で苦しんでいるようだと、意外と食いついてきます(笑)。
話の内容はほとんどが今の自分に関係ないこと
話をしていると何を話していても必ず「前職」の話にたどり着きます。
自分と前職の人たちとの唯一の共通点ですから、当然と言えば当然ですね。
最初のうちは
「そんなこともあったなあ、懐かしい」
「え、あの人が!?」
のような感じで、退職した会社での懐かしい思い出がよみがえってきたり、知っている人やものの変化を伝えられて驚いたりと新鮮さを感じるかもしれません。
このくらいであればまずまず飲み会や食事会を楽しむことができますが、段々と自分の知らない人やモノ、情報ばかりになっていきます。
「そういえばこの間の〇〇の件だけど、あれやばかったよなあ」
「もうすぐ××が導入されるし、これからもっと忙しくなるよね…」
「ただでさえ△△なのに…」
知らない話がだんだんと飛び交うようになり、それに逐一「それって?」なんて聞いてもいられませんし、だんだんと話に入っていけなくなっていきます。
それだけでなく、よくよく考えるとそういった話って今の自分には全く関係がないし必要のない話なんですよね。
しばらくして、「やばい、話に混ざれてない」って誰かが気づいて話をちょっと変えてくれたりしますが、その気遣いもなんか居心地が悪かったりします。
なんとか相槌を打ったりしながら時間が過ぎるのを待ちますが、正直もう次は来なくていいかなって思います。
だいたい愚痴が多い
今の自分に関係のない話…の一部でもありますが、だいたいは前職にいたときによく聞いたような愚痴が多いです。
同じ職場にいたときはまだ、その状況がよくわかるし、なんなら同じ空間にいて目撃していたりしますから、個人的には飲み会の席でくらい少し愚痴ったりしてもいいと思ってます。
ただ、そういう前職でのマイナスな部分が嫌で退職を決意したりする場合もありますよね。
その場合は退職してようやく解放されたのにまたその話を聞く羽目になります。
それに、せっかく退職してから飲み会や食事会に誘われて行ったのに、ほとんど愚痴で終わったりするとちょっと残念ですよね…。
人は環境が変われば付き合う人も変わる
わたしは学生の頃から、仲が良かった人とクラスや学校が変わると付き合いがなくなるタイプでした。
仲が良かったのに、全然遊ばなくなっちゃって悲しいとか寂しい…という気持ちはもちろんあったのですが、でもだからってそこで立ち止まっているわけにはいきませんよね。
新しい環境で新しい友人を作って、その環境に応じた人間関係を築いていくわけです。
おそらくわたしだけではなく、多くの人がそうしてきたのではないでしょうか。
学生時代の時ですらこうですから、会社で働くようになってからの人間関係はもっとさっぱりしていると思います。
確かに同じ職場にいたときは、同じ空間を共有しながら日々過ごしていましたから付き合いも深くなりますが、退職して新たな職場や環境で生活を始めた自分にとって「前職の人たちとの付き合いや人間関係」ってそこまで重要なものじゃないはずです。
もちろん、人によって重要か重要ではないかは変わってくるとは思いますが、重要さの度合いや優先順位などは低くなると思います。
辞めたら前職の人たちとの付き合いに意味を感じられないなんて軽薄な人間だなあ…なんて自分を責める必要はないとわたしは思います!
まとめ|行きたい!って思わないなら行かなくてもよい
わたしの経験からあれこれ書いてきましたが、最終的にはお誘いをもらった時点で「嬉しい、行きたい!」って思えば一度行ってみても良いと思います。
逆にお誘いをもらった時点で「行かなきゃダメかな~…」みたいな、マイナスな感情になるのであれば行かなくても良いと思います。
退職しているので、その人たちとの人間関係を必要以上に気にする必要はありませんし、気が進まない飲み会や食事会はお断りしちゃいましょう!