退職日が近づいてくるにつれてだんだんと「菓子折りって渡したほうがいいのかな?」って悩むこと、ありませんか?
わたしは5回ほど転職していますが、毎回退職のたびに菓子折りを渡すべきかどうか迷います…。
けれど、そんな経験を重ねて感じることもありました。
この記事では「退職するときに菓子折りは渡すべきなのか?」について書いていきます。
結論から言うと退職時に職場の人に菓子折りを渡す必要はありません。
義務でもないし、お菓子を渡さないことで何か問題があるわけでもないので安心してくださいね。
この先はわたしの体験と考えを書いていますので、「でも渡さないとか無理じゃない?」とお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
菓子折りを渡さなくても問題ない理由3つ
菓子折
基本的にもう会わない人たちなので気にしなくていい
退職すると基本的にはもう会社の人たちに会うことはなくなります。
よほど近所に住んでいる人でなければ、そうそう遭遇することはないでしょう。
わたしは5回転職して元同僚・元上司・元職場の人(他部署)は200人以上いますが、街中などでばったり遭遇したのは過去5年で2人だけです(しかもどちらも近所に住んでる)。参考までに。
もし会ったとしても軽く挨拶して、なんならちょっとだけ雑談して終わりです。
それなりに関りがあったとしても、会う機会がなくなり連絡も取らなくなれば、元職場の人たちはあなたにとって不要な人になります。
退職後も良い関係を築きたい場合は「お世話になりました」って菓子折りを渡しておいた方が、後々連絡も取りやすくなるので渡しておいた方がベター。
けど特に関わらなくていい場合は菓子折りを渡さなくても問題ありません。
この一言に尽きます。
お菓子よりも「お世話になりました」の言葉の方が大事
「お世話になりました」と一緒にお菓子を添えるとより感謝の気持ちが伝わる…なんて、よく見聞きしませんか?
たしかにそれは正しいと思います。
お菓子もらって迷惑に感じる人はあまりいないと思いますし、基本的には嬉しいものだと思います。
私自身も、もちろん挨拶と共にお菓子をいただけたら嬉しいですよ。お菓子大好きなので。
そして退職時にお菓子を渡されると「丁寧だなあ」って気持ちにもなります。
けど同時に、そんなに気を遣わなくてもいいのにって気持ちも正直ありました。
もう辞める(明日から来ない)場所と、そこで働く人にそこまでしなくてもいいのにな~ってわたし個人は思いましたね。
ちなみに同じ部署でそこそこ関わっていても、人によって退職時の対応は様々です。
- 挨拶とともに菓子折りまで準備する
- 「お世話になりました」の挨拶だけ
- 挨拶も菓子折りもないまま退職(気づいたらいなくなってた)
- 挨拶なしで菓子折りだけ
- 現場で働いていた同僚が事務と課長以上の人にのみ挨拶と菓子折り
…ええ、いろんなタイプがあります。
でも、個人的には菓子はなくても挨拶くらいはあったほうがいいなあと思ってます。
毎日顔を合わせて同じ仕事に取り組んでいたのに、挨拶もなく辞めていった人がいて、あま他の同僚を含めあまりいい気持ちにはならなかったので…。
よほど嫌がらせやハラスメントを受けていたとかでなければ、挨拶だけはしておいたほうがいいかと思います。
とは言っても、そういう考えの人だけじゃないからこそ、菓子折りを準備した方が波風立たないんじゃ…?って思うかもしれません。
けどそれは先ほど挙げましたが、波風立ったところで明日から二度と出社しませんし、会うこともほぼなくなるので気にしない方が良いですよ!
派遣社員で半年程度しか働いていなかったから
これはわたしのケースなのであまり参考にならないかもしれませんが…
- 派遣社員
- 半年程度しか勤めていなかった
この2点から、菓子折りは必要ないと最終的に判断しました。
同じく派遣で勤めていた職場の方数名と話をしていたのですが、
「派遣で1年も働いてないなら菓子折りを持ってくる必要はない」
という結論になりました。
わたしの1ヶ月後に退職予定だった方も1年未満での退職となるところでしたが、菓子折りは用意しないと言っていました。
派遣だと2~3年くらい同じ職場で働いて退職するってなったら菓子折り準備するかな…って人が多かったです。
菓子折りは退職時の煩わしさを取っ払うためのアイテム
退職時ってお菓子を配る(渡す)のが暗黙の了解というか、社会人としての振る舞いというか…そんな風潮がありますよね。
だからこそ、「菓子折りは渡すべきなのかな?」ってみなさん悩まれるんだと思います。
まあ、当然のことながら誰でも仕事を教えてもらったり、面倒をみてもらったり…。
少なからず職場の方にはお世話になっています。ええ、誰でも。
だから、「社会人としてお世話になったのだから…」と、感謝の気持ちだったり、最後に気持ちよく職場を去るために…という意味も含めて菓子折りを渡すのが一般的です。
この「社会人として」「立つ鳥跡を濁さず」みたいな考えが、「お菓子配んないと非常識?」って悩ませるワードだと思うんですよね。
ここでわたしが思うのが「社会人なら菓子折り渡してスマートに退職!」って世間は言うじゃないですか。
それって、以下のようなことをごちゃごちゃ考えるのが面倒だからなんですよね。
- 職場を去ることに対する後ろめたさ・気まずさなど
- 在職中お世話になったのに、お礼として菓子折りすら渡せないなんて社会人失格(マナー違反・非常識)という感情
- 退職時に菓子折りを渡さなかったら、非難されたりあとで何か言われるんじゃないか、退職後の手続きに差支えがあるんじゃないかという気持ち
1~3のどれかにあなたの気持ちは当てはまっていませんか?
わたしは毎回退職時にどれか1つは当てはまります^^;
あれこれ気にしちゃうんです。
それが面倒だしイヤだから、
その煩わしさから解放されたい。→「あ、最後にお菓子でも配っとけばみんな貰っといてごちゃごちゃ言わないよな!スマートに行こう!」
詰まるところこうではないでしょうか?
「菓子折り」って便利なアイテムなんです。
アイテムの効果は「退職時のあなたの印象がちょっとだけ良くなる気がする」。
職場の人からのあなたの印象はもちろん良くなると思います。
けど、菓子折りは職場の人よりもあなた自身の気持ちが良くなる(楽になる)という意味でも効果があると思います。
可能なら職場の先輩に「退職者はどうしていたのか」を聞いてみる
とは言っても菓子折りは「退職日に自分自身が気持ちよく過ごすためのアイテム」なので、やっぱり必要だ!あったほうが安心!と思えば渡しても問題は全くありません。
渡そうか渡さないか迷う場合は、これまでにその職場で退職者がどのようにしていたのかを振り返りましょう。
もしも自分が入社してから退職した人がいない場合は話を聞けそうな先輩に聞いてみるのも良いと思います。
さっぱりしている会社だと、菓子折りを持ってくる人はほとんどいないってこともよくありますよ。
その会社ではこうしているっていうのに従うのが一番波風が立ちません。
「みんなそうしている」「みんなと同じ」というのが組織では「一番の正解」と考えられることが多いので、聞けるのなら聞いてみるのがいいですね。
まとめ|退職時の菓子折りはあっても無くても問題なし
退職時に菓子折りはあってもなくても全く問題ありません。
菓子折りがなければ感謝やお世話になったという気持ちがないってわけでもありませんよね。
逆に、菓子折りを渡したからと言って気持ちがこもっているかというと、そうではない場合もあります。
退職時に菓子折りを渡すのが一般的だから、って思って本当は嫌々渡している場合もありますから(嫌いな職場に嫌々菓子折りを渡して退職したことがあります。笑)
重要なのでもう一度。菓子折りを渡すか渡さないかは個人の自由です!
渡しても「丁寧だな~、お菓子嬉しいな~」で終わりだし、渡さなくても恨まれたりしませんし気に病むことはありません。
その一瞬で終わることですから。
自分の気持ちが渡したいのか渡したくないのか。それで判断して問題ないと思います!
「お世話になりました」って言葉で伝えられれば十分。
むしろ「お世話になりました」の挨拶のほうが菓子折りよりもめちゃくちゃ大事です。
退職時の菓子折り、どうしよう?と悩まれているかたのお役にたてればうれしいです!