アルバイトや派遣で求人情報で冷凍庫内での仕分け(ピッキング)作業って結構見かけますよね。
時給がそこそこいいけど、実際のところどうなの?といった疑問にお答えしていきます。
この記事で分かること
- 冷凍庫内ってかなり寒そうだけど、実際のところどんな感じなのか
- 仕事中の服装や自分で準備しておくものはどうしているのか
- 仕事内容はどんな感じなのか
今回は長期連休に募集していた短期バイトに応募して実際に働いてみた経験がベースとなっています。
冷凍庫内での作業に興味がある方の参考になれば幸いです!
マイナス25℃の倉庫内で生き抜くために
仕事着は防寒着、その下は重ね着と防寒アイテムで完全防備
わたしがバイトでお世話になったところでは、雪山などで着用するような防寒具(上下、長靴)が貸与されました。
2020年3月16日 追記
わたしは2社の冷凍倉庫で仕分け作業を経験しましたが、会社や冷凍庫の温度によって防寒具類の貸し出しがない(自分で対策したり準備しないといけない)場合もありました。
防寒具について何の説明もない場合は、必ず「防寒具はあるのか?自分で用意するのか?」確認しましょう!
防寒具の中に着るものは綿(コットン)のTシャツや綿の靴下、綿素材の軍手を2枚重ねること!とされていました。
また、耳当てかニット帽があればなお良いという感じでした。
それが必ずしてほしい対策で、あとは各々着込んでください…という感じ。
わたしはこんな感じの装備で冷凍倉庫作業に臨みました!
冷凍倉庫での服装はコレ!
- イヤーマフ(ニット帽の方が良い)
- 綿のTシャツ
- スウェット上下
- 腹巻き
- 靴下2枚履き
- 防寒着(会社から借りたスキーウェアみたいなやつ)
分かりやすいイメージがあればいいのですが、とりあえずざっくりとした外観を。
見た感じはこんな感じです(笑)。
そこで、個人的に必要だと思ったものを挙げておきます!
- 足先の冷え対策には5本指ソックスを一番下に履いてから、普通の靴下か厚手の靴下を重ね履きがベスト(結局冷えますが、履かないよりは絶対マシ)。
- 頭~顔周りの寒さ対策としてニット帽は必須!
- 首~顔周りの寒さ対策としてネックウォーマーもあったほうが良い
ニット帽の方がずれないので仕事の邪魔にならない・暖かいのでおすすめです。
ネックウォーマーは防寒はもちろんなんですが、鼻水隠しになります(笑)。
寒いので自然と鼻水が出てくるんですが、鼻をかんだところですぐにまた出てきます。
よほどひどく出てしまったとき以外はキリがないので休憩まで放置していることが多かったです…。
動いていて暑くなれば脱げばいいですが、寒いのに着るものがなければどうすることも出来ません。
ちょっと着過ぎかな?と思うくらいに着込んだ方が安心です。
1年ほど冷凍倉庫で働いてみて、こんな服装が良い感じかな?と個人的に思ったので、まとめてみました。
防寒着の下に何着たらいいの?って時に参考にしてみてください。
マイナス25℃の倉庫内で無理をするのはダメ、絶対!
冷凍庫内に入って間もなくは真冬で乾燥がひどい日に家の中から外に出たみたいな感じです。
確かに寒いけど、寒くて凍えそう…ってレベルじゃないなと思いました。最初は。
普通のコートじゃなくて『防寒着』を着用して完全防備で臨んでいるから、というのもあるでしょう。
けど、冷凍倉庫での作業は時間が経過するほど、徐々に体が冷えていきます。
指先や足のつま先など、体の末端の方から冷たくなってきて、だんだん痛くなってきます…。
休憩を挟んでも温まることなく、どんどん冷えてしんどくなることもありえます。
ちょっと無理かも、と感じたら我慢せずに現場の担当者や責任者の方に言いましょう!
最悪の場合、体を壊す(凍傷)こともありえるので無理はダメ、絶対!
現場の担当者や責任者は、冷凍倉庫での作業ではそういった状態になりやすいことはわかっています。
また、働き始めたばかりの頃はマメに「大丈夫?」と声をかけてくれるので、しんどいときは言い出しやすいかと思います。
「根性ないな、やる気ある?」なんて思う人はいませんから安心してください!
仕事は単純作業で小休憩が多い
仕事内容はよくある仕分け作業
冷凍庫内での作業といっても、他の求人でもよく見かける「仕分け作業」「ピッキング」と呼ばれるものでした。
商品を各店舗ごとに割り振っていくのが主な仕事なので、作業自体は難しいものではありません。
職場ごとにルールがあったりしますので、そのルールに従いつつ、数を間違えないように作業することが大事です。
数を間違えると検品することになったり、作業を中断して間違って入っていないか確認をすることになったりするので、作業に遅れが出てしまいます。
作業自体は簡単だけど、慣れてくるとミスが増えがちなので、気を抜かずにしっかりと確認しながら振り分けることを心掛けたいですね!
かなりテキパキ動く先輩たち…その理由は冷え対策!?
冷凍倉庫内での作業では、かなり先輩方がテキパキ…というか、小走りしながら作業していました。
正直最初はそこまで急がなくても大丈夫じゃない…?人とか物にぶつかりそうで危ないんじゃ…と思っていました。
仕事量もまずまずあったので速く作業するに越したことはありませんし、これから忙しくなるから速く終わらせよう、などなど理由があるのだろうと思ってその場はなんとかやり過ごしました。
実際そういった理由もあると思いますが、実はテキパキせわしなく動き回っているのには理由がありました。
そう、ある程度体を動かしていないと寒いんです!
それこそ、ちょっとじっとしてると足の指先とかが冷えてきて、じんわりと痛くなってくるわけです。
先輩に話を聞いてみたらやっぱり案の定。
「動いてないと寒いから、体を動かすように意識してる」とのことで。
すべての会社でそうだとは限りませんし、小走りで作業しなさいという指示があるわけではありません。
ただ、会社の雰囲気としてテキパキ…というよりちょっとせわしないくらい小走りで動いている場合があれば、理由は体が冷えるのを避けるためなのかもしれません。
50分に一度のペースで小休憩があり、昼休みは無い
わたしがお世話になった冷凍倉庫では50分に一度、必ず10分程度の休憩がありました。
チャイム音が鳴り、社員さんから休憩取ってきて、と必ず声を掛けられるので自分でタイミングを見計らって行く、という感じではありません。
また、50分ごとに小休憩を挟むので、通常の会社での昼休みのような長めの休憩はありませんでした。
※会社によって違いがあることもあると思うので、休憩時間については確認を取った方が良いです。
1日の仕事時間があっという間に過ぎる
単純作業をしていると時間がなかなか過ぎなくて「まだ次の休憩まで〇分あるのか~」という感じでだんだん嫌になってくることがあると思います。
が、テキパキ動く冷凍倉庫では1日の時間が長いと感じることはありませんでした。
普通の倉庫作業とかだと、慣れてくるとちょっとまったり仕事をしたりすることもあります。
けど、冷凍なのでとにかく寒い。
まったりなんてしていたら一気に体が冷えてきます。
仕事を次々こなしているうちにあっという間に休憩がやってくる感じですね。
自分の中では20分くらいしか経ってないと思ってた…くらいの感覚でした。
わたしの他にも短期のバイトで来ていた人がいましたが、みんな「時間が過ぎるのが早い」って言ってたので気のせいじゃないはず!(笑)
1日が長いな~って感じることはなかったのでそういう意味で憂鬱になることはなかったですね。
まとめ
冷凍庫内での作業は多くの人が想像する通り、かなり寒い環境での作業になります。
けれど、その寒さゆえに人にとっては魅力的なポイントもあると思います。
- 仕事中は黙々と作業したい
- 小休憩が多い分、長めの休憩がない
過酷な環境ではありますが、マイナスポイントだけではないということが今回の経験で分かりました。
わたしは今回短期バイトを期日までやりきって無事終了を迎えました。
長期となると、寒さとの本格的な戦いになると思うので、体調管理をしっかりとしていく必要があると思います。
無理も絶対にしないっていうのも大事ですね。
準備と対策をきちんと取れば続けることも可能だと思いますよ!