主にアルバイトや派遣で「物流倉庫での仕分け(ピッキング)作業」というお仕事があります。
このピッキングにもいろんな種類がありますが、今回は
冷蔵倉庫でのピッキング作業ってどんな感じなんだろう?
という疑問にお答えしていきます。
この記事で分かること
- 冷蔵倉庫ってどんな感じ?寒い?しんどい?
- 作業は簡単って本当?
- どんな人に向いているの?
わたしはスーパー向けの冷蔵倉庫で働いたので、その時の体験を元に記事を書いていきます。
結論から言うと、冷蔵倉庫での作業は並みの体力があれば誰にでもできます。
ただ、続けていけるかどうかはその人次第。
どういう仕事なのか、自分に向いているのか、ということを考えるきっかけになれば幸いです!
冷蔵倉庫でのバイトってどんな感じ?
冷蔵倉庫はそこまで寒くない
冷蔵倉庫の室温はだいたい0℃~10℃くらいだと思います。
普通に寒いんですけどwと思うかもしれませんが、冬場は外の気温とあまり変わらないのでそこまで寒くありません。
倉庫作業はじっとしていることがほとんどないので、このくらいの温度が作業しやすかったりします。
ただ、夏場は温度差があって体がしんどくなりやすいです。
汗をダラダラかきながら仕事することはないですが、体調管理はしっかりしていく必要があります。
ちなみにわたしは冷蔵と同時に冷凍倉庫(-25℃)でも働いているのですが、冷凍に比べたら寒さ・寒暖差は全然余裕です。
でも、体感温度は人によって違うので無理は禁物です。
おそらく面接時に実際に職場を見学させてもらえると思いますが、面接だけで終わりそうな場合は必ず一度見学させてもらった方がいいですね。
冷蔵倉庫で働く場合の装備や必需品
わたしが働いていた冷蔵倉庫では以下のものを会社から支給されました。
- 制服(作業着)
- 防寒用の軽めのブルゾン(上着)
- キャップ
自分で準備したものは
- 普通のスニーカー
- 作業用の手袋(滑り止めがついているタイプ)
- ヒートテックレギンス
ですね。
靴は会社によっては安全靴が支給される場合もあるかもしれません(わたしはなかったです^^;)。
とりあえずこの服装(装備)であれば、基本的に仕事中に寒くなることはありませんでした。
冷えや寒さが気になる場合は
- 軍手かワークマンなどで売っている滑り止め付きの手袋を着用(必須)
- 作業着の下にレギンスを履く
- 作業着サイズにゆとりがあれば上下スウェットを中に着こむ
こんな感じで対策するのが良いと思います!
冷蔵倉庫での仕事は誰でもできる仕事。だけど…
倉庫での仕分け(ピッキング)作業は基本的に「学歴・スキル不要」「誰でもできます」というのが売りです。
けど、本当にそうなのか?実際に働いてみて思ったことをまとめました。
仕事は商品を店舗ごとに分けていくだけの単純作業
基本的には商品を各店舗ごとに分けていくだけの単純作業です。
店舗ごとに何が何個必要なのかリストがあるので、その通りに集めていくだけでOK。
やるべきことはこれだけです。
簡単ですし、確かに誰でもできます。
こんな感じのボックスパレットに積んだり、コンテナ(カゴみたいなやつ)に入れたり、扱っている商品によってちょっと変わるかもしれませんね。
置き方、積み方、置き場などは仕事をしながら先輩が教えてくれる感じです。
ただ、こういった置き方など、独自のやり方ではなく会社でルールのようなものがある場合もあります。
これがあるとちょっと面倒大変で、細々としたことを覚えるのに速くても1週間~2週間くらいはかかると思います。
飲み込みが速い人はもっと速いのかもしれません。
けど要領が悪い・覚えるのが遅いタイプはあれこれ覚えるのに1ヶ月くらいかかるかもしれないです。
誰でもできる!単純作業!なんてうたい文句があるので、すぐにサクサク仕事ができるようになるんじゃないか?
と思っていると、自分の出来なさ加減に「自分には向いてないのかも…」と思ってしまうかもしれません。
慣れさえすれば簡単な単純作業です。
けど、職場でのルール、やり方を覚えるという点は、倉庫内作業にももちろん必要。
普通の事務だってなんだって、その職場でのやり方を覚えるまでは多少時間がかかります。
それと同じです。
軽いものもあれば重いものもある
商品一つだったらそこまで重くないけど、たくさんあったら重い。
…ですよね。
わたしは焼きそばの玉を仕訳けていたことがあります。
こんな感じで、1個とか数個ならまあ、そこまで重くないじゃないですか。
けど、スーパーに届けるものを仕訳けるので、60個とか、100個とか。
それくらいの数を一つのカゴに入れたりするんですが、それを10カゴ積んだりします。
なん十個とあると、1カゴ5キロとか8キロとか普通にあります。
それを持ち上げたり移動したりする。
パレットのちょっと上の方に積んだりすることもあります。
スーパーやコンビニの店舗は1店舗じゃなく、数10件分を一つのトラックに乗せることになるかと思います。
つまり…こんな感じです。
- 焼きそば×60個(5キロ/1カゴ)×5カゴ=A店
- 焼きそば×60個(5キロ/1カゴ)×10カゴ=B店
- 焼きそば×60個(5キロ/1カゴ)×7カゴ=C店
- 焼きそば×60個(5キロ/1カゴ)×14カゴ=D店
これをひたすら準備して積み上げて…みたいな作業もあります。
何回も何回も繰り返すことになります。
女性の場合、重たいものは男性に担当してもらいます、って最初は言われることもあります。
が、作業しているうちに自分でやらざるを得ないことが出てくるんですよね…。
正直ほぼ「バラで数個だけ」なんてのはないので、ほぼ重たいです(苦笑)。
ピッキングって簡単そう、女性でもできる…というのは確かにそうなんですが、力仕事があることは覚悟しておいた方がよいでしょう。
スピードと正確性が求められる
単純作業で簡単なお仕事ですが、仕分け作業はスピードと正確性が求められます。
職場を見学したときなどは先輩たちがあまり急ぐ様子もなく、淡々と作業しているように見えるかもしれません。
けど、実際はハイスピードで作業しながら、間違いがないように確認もしています。
これ、けっこう難しいんです。
スーパーの商品って似たような商品がありますよね。
例えば「醤油」って言ってもメーカー違い・塩分濃度の違い・保存容器の違いなど…とにかく種類が多い。
野菜などにも種類違いやテープの色などで分けられていることもあります。
とにかく、同じようなアイテムが多くて間違いやすいんです。
間違えた場合、最後に物が余ったり足りなくなったりしますが、そうなると間違って仕訳けた店舗を探さないといけません。
けど、これに慣れるといいこともあります。
早く終われば休憩できる
これは会社によりけりかもしれませんが、早く終わった場合は休憩時間になったりします。
もちろん、仕分け作業中も水分補給やトイレなどは基本的に自由でした。
けど、がっつり休憩はさすがにしてませんでした^^;
そのため、早く終わらせて長めに休憩を取りたい!と思うと仕事も頑張れたりしますね。
まとめ|慣れたら「簡単」。そこそこ体力があればぜひ!
冷蔵庫内でのピッキング作業についての体験談を書いてきました。
要点をまとめると
- 室温は5~10℃くらいで寒そうだけど、動いているので寒さはそこまで気にならない
- スキルも学歴も不要で基本的に誰でもできる(体力はあったほうが良い)
- トラックで配送する時間が決まっているので、スピードと正確さが求められる
- 早く終われば自由時間!?
という感じですね。
派遣にしろアルバイトにしろ、一度仕事を始めると「やっぱ無理だった」と思っても辞めにくくなってしまいがちです。
これらを見て冷蔵庫内でのピッキング作業は厳しそうか?やれそうか?
判断する材料にしていただけたら幸いです。