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人の機嫌や態度に左右されやすいあなたに【繊細さんの本】がおすすめ!

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人の機嫌や態度に左右されやすくて、会社勤めや学校生活がしんどい…。

人といると疲れる…。

こんな風に悩んでいませんか?

それはあなたがHSP…「繊細な人」だからかもしれません。

わたし自身もおそらくこのタイプで、人付き合いがしんどくて仕方がありませんでした。

けど、「繊細さん」の本という本に出会ってちょっと生きるのが楽になったので、感想を書きつつ紹介していきます!

こんな人におすすめの本です

  • 人の機嫌に左右されてやすい
  • 空気を読みすぎてしまう
  • 人といると、とにかく疲れる…

この本を読んでの感想を一文で表すならば、

自分の「繊細さ」を知って、自分らしく生きるための道しるべのような本

といったところでしょうか。

「気になっちゃう人のための対処法」のような感じで、心に寄り添ってくれるような文章なのでスッと心に入ってきやすいです。

ちょっとラクに生きたいなって方の参考になれば幸いです!

 

「繊細さん」の本の概要

人の表情や仕草、声のトーン。

音や香り、感触…いろんなことが気になってしまうこと、ありませんか?

そしてそれを無視できないあなたはHSP…「繊細さん」かもしれません。

HSPは病気や病名ではなく「気質」

この本では、周りの人が気づかない小さな変化を感じ取る、繊細な感覚を持った人のことを繊細さんと呼びます。

繊細さん(HSP)とは、あなたが生まれ持った特徴のようなものです。

しかし正直な話、繊細さんは現代ではとにかく生きづらい…と思います。

何をしていても急がないといけないし、すぐに結果を求められるし、立ち止まってあれこれ考えている暇なんてない。

とにかく動け、行動しろ、ボケっとするなと言わんばかりの世の中で、「繊細さん」がその気質を殺さずに生きていくためにどうしたらいいのか?

もっとラクに生きるには、どうしたらいいのか?

5つの項目に分けて繊細さんがもっとラクに生きるためのヒントを紹介しているのが「繊細さん」の本なのです!

  • 繊細さんがラクになれる基本
  • 毎日のストレスを防ぐカンタンなワザ
  • 人間関係をラクにする技術
  • 肩の力を抜いてのびのび働く技術
  • 繊細さんが自分を生かす技術

こういったことが身近な例を挙げながら丁寧に書かれています。

気にするな、と言われてもそうはできないのが「繊細さん」です

気づいてしまったことを「気にしない」のではなく、気づきつつもどうやってのびのびと生きるか…という部分を知ることができますよ!

 

そうだったのか!繊細さんがラクに生きる方法

この本では繊細さんがもっとラクに生きるための方法がたくさん書かれていますが、個人的に特に「なるほど!」と思った部分を紹介していきます。

非・繊細さんとは「感覚が違う」ということを知る

非・繊細さんが繊細な感覚を全く持たないというわけではありません。

ただ、繊細さんはとりわけ感じる力が強いため、「相手も自分と同じように感じているはず」と思って非・繊細さんに接すると思わぬすれ違いが生じ、誰も悪くないのに傷ついてしまうことがあるのです。

「繊細さん」の本 より引用

わたしもそうでしたが、繊細さんは「自分は他の人よりも繊細(色々気になっちゃう)かも」と何となく感じても、”他の人”にその繊細な感覚がないということ認識していないことが多いようです。

なので、「自分がこう感じているんだから相手もそう思っているはず。」と、非・繊細さんに対しても思ってしまうのだとか。

例えば、朝から機嫌がよくない職場の先輩がいたとしましょう。

わたしは繊細さんタイプだと思うので、こんなことが気になります。

りんご(繊細さん)
りんご(繊細さん)
(先輩、朝からムスッとした感じだし声のトーンからして、かなりイライラしてるなあ…。わたしに対してイライラしてるわけじゃないって分かってるけど、怖いし緊張する…。
もしかしてわたしが気に障るようなことしたかな?昨日のあの件とか?…以下延々と続く)

自分が先輩に対して何かをしたわけじゃない(覚えがない)のに、勝手にあれこれ考えて心配しちゃいます^^;

結果、無駄に明るく振舞ったり、気を遣って無駄に雑用を申し出たり…なんてことをしていました。

そりゃ疲れますよね。

当時は仕事が終わったらもう人と関わりたくないって思ってばかりでした。

逆に非・繊細さんは同じ空間にいたとしても、

非・繊細さん
非・繊細さん
(特に何も感じない)もしくは(先輩、なんか機嫌悪い?…まあ、いつものことか)

という感じで、ほとんど先輩の機嫌を気にすることもないのでしょう。

おそらく、いつもとほぼ同じ感じで1日を終えると思います。

繊細さんはこの違い知っておかないと、とっても疲れます。

何事も気がついてしまうからあれこれ気を配る一方で、非・繊細さんに対して「どうしてこの人は(このピリピリした空気に気がついているはずなのに)何もしないし、気にしている様子もないんだろう…」と、非・繊細さんに自分と同じ感覚を求めてしまう場合もあります。

非・繊細さんからすると「そんなこと気にしてなかった」「そんなこと知らんがな」なわけです。

そういう空気や雰囲気に気づく人と、気づかない人が存在することを知りましょう。

また、非・繊細さんから「気にしすぎだよ」と言われ、「自分が細かいのがいけないんだろうか?」「もっと鈍感になればいいのか?」と、自分を否定して傷つく場面も多くなってしまいます。

そうならないためにも、

  • 自分が繊細さんであること。
  • 他の人よりも周りの変化に気づきやすい繊細な感覚を生まれながらに持っていること。
  • 繊細な感覚を持つ人がいる一方で、そうではない人(非・繊細さん)がいること。
  • 非・繊細さんはちょっとした変化に気づかなかったり、そういったことを気にしない性質の人だということ。

こういったことを理解しておくだけでも気持ちがずいぶんラクになると思います!

りんご
りんご
知るって大事だね

 

「刺激」から物理的に身を守ることが大事

よく、職場などで何も感じないように「心を麻痺させている」「心のシャッターを降ろしている」なんて声を聞きますが、これは繊細さんにとってよくない対処法なんだそうです。

嫌なことや嫌いなものに対して心をかき乱されることは少なくなるけど、同時に好きなことや嬉しいことに対しても、心が動かなくなってしまうことがあるそうです。

りんご
りんご
そんなの悲しい…!!

そうならないために、嫌な刺激から一時的に身を守るには「モノで防ぐ」のが良いそうです。

視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚という五感のうち、「鋭い感覚」から重点的に対処すると効果的です。

「繊細さん」の本 より引用

繊細さんが相手の感情や場の空気を察するときに五感のうちどの感覚をメインに使用しているか(どの感覚が鋭いのか)は人によって異なります。

自分がそういった場面でどの感覚を使って「察している」のかを知り、その感覚を重点的に予防、そしてケアすることが大事なんだそうです。

りんご
りんご
わたしはまず人の表情や動作、態度などを気にしてしまうので、「視覚」をメインに使用していると思います…!

視覚用の予防&ケアを日々していくのが大切ですね。

視覚以外にも、聴覚、嗅覚、触覚、味覚…とそれぞれに予防とケアの方法が載っているので、参考になりますよ!

繊細さんは仕事が遅い?

これは普通に仕事をしていても、わたしがいまこうしてブログを書いていても感じます(笑)。

繊細さんは「自分は仕事が遅い」という思いを抱きがちだそうです。

  • まわりの雰囲気を感じて自分まで急かしすぎている
  • リスクへの対処に時間が必要

この2点がそう感じるポイント。

忙しい職場だと、繊細さんはいつの間にかそれを感じ取って、必要以上に自分を「もっと早く!もっと効率よく!」と急かしてしまうのです。

また、繊細さんは「あの情報も必要だろう」「もっとこうしたほうがいい」といった改善点から「これをやっておかないとあとで困る」という未来のリスクまで、数多くの「やっておいたほうがいいこと」に気づきます。

「繊細さん」の本 より引用

わたしは、「やっておいたほうがいいこと」に気づいて、リスクを回避しようと対応するから仕事を遅くなってしまう…というのがよく当てはまります。

気づいたのだから、今の時点で対応したい。この情報もいれておきたい(あとで絶対役立つ)。

そう思うとメールや記事作成にすごく時間がかかります。

確かに仕事は遅い。

けど、できるだけミス、やり直しをなくして、スムーズに仕事ができるように心がけているつもりです。

この本でも、そうした仕事の進め方はトータルで見ると「仕事が遅いとは限らない」と語られています。

それに、上司や先輩、同僚の中にも、仕事にスピード感はないけど「間違いのない仕事をしてくれる」…と思ってくれている人がきっといるはずです。

仕事の速さも大事ですが、わたしはその信頼のほうがもっと大事だと思います…!

りんご
りんご
個人的にブログ執筆やアフィリエイトなどの個人で頑張る部分はもっと見切り発車で進みたいなって思ってます。
会社員として働く分には、やっぱりリスク回避で着実に自分の仕事をこなす方法が自分には合っているかな…と。

もちろん、改善できる部分は改善すべきですが、無理して仕事の速度を上げることに重点を置くのもなんか違うと思うんですよね。

繊細さんは繊細さんなりに仕事をしていきましょう!

 

まとめ|繊細さんは「繊細さんの生き方」を知るべし!

「繊細さん」の本…について紹介してきました。

この本を読んで感じたのは、「生きづらいな…」とずっと思ってきたのに、ずいぶんと心が軽くなった、という点が一番大きな収穫でしょうか。

心に寄り添った安心するような文章がつづられていて、一つひとつがスッと自分にしみこんでいく感じ。

自己啓発本やビジネス書、生き方について本やネットで情報を得ていましたが、どれも多くが、

「誰もそんなの気にしてない、さっさと前を見よう!」

「進まなきゃなにも始まらない!」

「笑顔でポジティブに!」

というようなノリだったりしました。

もちろん、無理やりその方向を向いて突き進むこともできるけど、自分の本当の気持ちが置き去りにされている感があったんです。

「繊細さん」の本を読んで、繊細な気質を持ったわたし自身を知ることは大事なことだと思いましたし、繊細さんは繊細さんに詳しい人や本から、情報を得るべきだと思いました。

りんご
りんご
じゃないと、やっぱりどこか「自分の本当の気持ちが置き去りにされる」という感覚が残ってしまいそうなので…。

繊細さんがよりラクに生きられる方法を記した「繊細さん」の本。はあなたの心に響きましたか?

興味を持たれた方はぜひ読んでみてくださいね!