今回はこんなお悩みを解決する記事になっています。
経年変化を楽しみつつ、長年愛用したくてヌメ革の財布を買ったのですが、けっこうキズがつきやすくてどうしたもんかと思っていました。
こんな人におすすめの記事です
- 初めてヌメ革の小物を持つけど、お手入れの仕方が分からない
- ヌメ革の小物にキズがついてしまったので補修したい
- キズの補修に必要なアイテムを知りたい
革のエイジングを楽しもうとヌメ革のお財布を持ち始めた革製品の初心者のわたしが、実際にキズの補修を行ってみたので参考にしていただけると幸いです。
準備するもの
- 柔らかい布(綿100%がおすすめ)1~2枚(1枚でもOK)
- レザー(革)ケア用のクリーム
- レザー(革)ケア用のブラシ
レザーケア用のクリームやブラシなんて持ってない…。という方も多いかと思います。
長年愛用したいと考えているのなら、ケアアイテムとして革用のブラシとクリームは持っておいた方が良いかと思います。
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財布やキーケースなどの小物のお手入れであれば、コンパクトなケアアイテムがおすすめですよ!
特にブラシは小回りが利いた方が細かいところがケアしやすいです。
布に関しては、綿100のTシャツで着なくなったものなどを利用してもOKですよ。
ヌメ革にキズがついた時の補修(お手入れ)方法
今回キズの補修を行うのはこちらのヌメ革財布。
擦ったようなキズではなく、けっこう深めに引っかいたようなキズが目立ちます。
周りに細かいキズもあるので、全部合わせて補修していきます!
革にブラシをかけてホコリやゴミを落とす
パッと見た感じはきれいでも、キズの隙間や縫い目の周りなどにホコリやゴミがついています。
まずは財布全体を軽くブラッシングしていきましょう。
柔らかい布で乾拭きする
面倒くさい人は飛ばしてもいい工程かもしれませんが、個人的にはやった方が良いと思います。
ブラッシングしたあとに柔らかい布でさらに乾拭きをして革をきれいにします。
革用のクリームを塗って馴染ませる
次は先ほど乾拭きに使用した布に革用クリームをつけて、革財布に塗っていきます。
乾拭き用とクリーム塗る用で布は別々に用意しても良さそうですね。
クリームの塗り方ポイント
- 使うクリームの量は1cm×1cm(指先でちょっとクリームに触れるくらい)を目安に取ってみる
- キズの部分も含め革全体に円を描くように薄くクリームを塗る
- キズの部分は念入りに円を描くように馴染ませる
キズの部分だけにクリームを塗るとそこだけ変にツヤが出たりしてしまいます。
全体にクリームを馴染ませながら、キズの部分はより丁寧に馴染ませるのがポイントです。
このときクリームを塗りすぎるとカビやシミの原因になってしまうので、あくまでも薄く塗るのが大事ですよ!
10分ほど自然乾燥させる
クリームを塗った後、すぐに革にクリームが浸透して乾いたような感じがします。
けど、クリーム塗布後は10分ほど自然乾燥…つまり何もせずに放置しましょう。
クリームには革に必要な栄養や保湿成分が含まれているので、それをしっかり浸透させること。
そして十分乾かすことが大事です。
2度目のブラッシングをする
10分ほど自然乾燥させたら、再び革をブラッシングします。
1度目のブラッシングよりも気持ち強めにいきましょう!
軽くゴシゴシするような感じでしょうか。
クリーム塗布後にキズと周りを馴染ませて目立たなくするために行います。
2度目の乾拭き(仕上げ)をする
2度目のブラッシング後は、2度目の乾拭きをします。
余分なクリームやホコリ、ゴミなどを取り除きつつ、革全体を馴染ませるように拭いていきましょう。
ここまでで革の補修・お手入れは終了となります。
お手入れ後|深いキズも少し目立たなくなるよ!
愛情込めてお手入れ(補修作業)を行った革財布ですが、お手入れ前と後を見比べてみましょう。
こんな感じで一番目立つ深いキズもだいふ目立たなくなりました。
周りの小さなキズはほぼなくなったような印象です。
キズが完全に消えた!ってわけではありませんが、お手入れしないよりかは全然良いのではないかとわたし個人は思います。
初心者向け・ヌメ革のお手入れまとめ
ざっくりとヌメ革のキズ補修・お手入れについてのまとめをしていきます。
お手入れまとめ
- 革のお手入れ専用アイテムを揃える
- ブラシで優しく革の表面をブラッシング
- 柔らかい布で乾拭き
- 革用クリームを塗って馴染ませる
- 10分くらい自然乾燥
- ブラシで気持ち強めに2度目のブラッシング
- 柔らかい布で2度目の乾拭き
こんな感じでお手入れすると、軽い擦りキズや浅いキズは目立たなくなると思います。
深めのキズも少し馴染んで目立ちにくくなります。
大切な革アイテムにキズがついた時に参考にしてみてくださいね!
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はじめて革製品のお手入れをする方におすすめのケアセットです!
ちなみに、革のお手入れにワセリンやオリーブオイル、ニベアなどで代用できる…と言った情報があります。
革製品初心者のわたしも一瞬「それやってみようかな」と思いました。
が、大事に革を育てていきたいのならきちんと革専用のオイルやクリームを使用しましょう。
「革」は「皮」とは違います。
布はTシャツの端切れとかで代用でもいいと思いますが、オイルだけは本当に専用のものを…!!