一般的に賃貸の1階って、あまり好んで入居している人はいないイメージがありますよね。
なんとなく防犯面が心配なイメージ。
まずはそこが一番かと思います。
この記事を書いているわたし自身も、部屋探しをしていた時は1階の部屋はなるべく避けようと思っていました。
けれどいいところが見つからず、結局1階のお部屋を契約することになり、なんだかんだ1階のお部屋に住んで4年以上経過します。
そこでこの記事では、実際に1階の部屋に住んでみて感じたメリットとデメリット、防犯面について…などを書いていきます!
1階に住んで感じたメリット
防犯面などから、1階の部屋は好まれない傾向にあります。
正直マイナスイメージはありましたが、ほかに良い部屋がなかったので1階の部屋でもいいや!と選んでしまいました。
そうして暮らすうちに感じた「1階に住んで良かったな~」と感じる場面…実は、思っていた以上にあったのでご紹介していきます。
家賃が上階と比べて安い
1階と上階を比べると、1階の家賃の方が安くなっていることは多いかと思います。
わたしが住んでいる賃貸も、1階と比べると2階は4,000円高くなっていました。
1年にしたら住んでいるだけで48,000円も家賃の支払いで差が出てしまいます…!
同じ賃貸なのに階が違うだけでこの差は大きいですね。
上階との家賃の差は物件によって異なるので、1階と上階に空きがある場合はぜひ比較してみてください。
モノの出し入れが圧倒的に楽ちん
普段の生活で食品や日用品を抱えて階段を上るのって結構大変ですよね。
エレベーターがあっても、エレベーターに乗っている間は自分で荷物を持ち続けるわけですから、やっぱり重たくてしんどいのには変わりないと思います。
その点、1階の場合はモノを持って移動することにおいては圧倒的に楽ちんです。
わたしは食品や日用品をまとめ買いするタイプなのですが、食材を買い物カゴいっぱいに買ってきたときなどは「1階の部屋で良かった…」と心底思います。
すぐに建物の外に出られる
家の玄関を出てすぐに外に出られる!という環境が良い場合もあります。
家の外に出かけるとき、帰ってくるときに階段やエレベーターなどを使わなくてもいいのはメリットだと思います、わたしは。
階段の上り下りも面倒ですし、エレベーターに他人と一緒に乗るのはちょっと嫌ですよね。
また、地震などの火災が起きた時などは、家の外へ避難したい時にすぐに出られます。
階段が瓦礫や火で塞がれたり、エレベーターが故障などしてしまった場合、逃げ道がなくなってしまいます。
そういったことを考えると、すぐに自力で外に出られる1階に住むことは結構安心かな?と感じるようになりました。
1階に住んで感じたデメリット
メリットがある反面、やはりデメリットも感じました。
具体的に書いていきます。
外から部屋の中が見えてしまう
道路よりは少し高い位置に部屋があるとしても、1階の部屋の中は通行人から見えてしまいます。
でも、日が落ちてきたら早めにカーテンを閉めないと、電気をつけた室内は丸見え状態になります。
昼間はレースカーテンだけでもどうにかなりますが、夕方以降はどうにもなりません。
また、昼間でも晴れの日はあまり心配しなくてもよいですが、中途半端に晴れたり曇ったりする日や曇りの日、雨の日など、外がちょっと暗い日は注意が必要です。
昼間なのでレースカーテンのみ閉めて、少し暗いからと室内の電気をつけていると、外から部屋の中が結構見えていることがあります。
がっつり見えているわけではありませんが、人影や家具などがなんとなく分かったりするので、心配なときはレースカーテンだけでなく遮光カーテンも閉めてもいいかもしれません。
ベランダや洗濯物などが通行人の目に留まりやすい
ベランダがある物件の場合、洗濯物や布団はベランダに出して干すようにしたいですよね。
しかし、1階なので通行人の目に非常に留まりやすいです。
何なら、洗濯物を干しているとき、取り込んでいるときに通行人と目が合います。
ほんの一瞬ですがすごく気まずいですし、個人的にはこれが一番イヤです…。
何気なく部屋から外を見ていて分かったことがあります。
きっと無意識なんでしょうけど、洗濯物が干してあると通行人(歩き・自転車)は割と洗濯物に目が行っています。
がっつり顔を向けてくる人もいますし、視線だけ向けている人もいます。
気になる場合は自分ですだれや柵などを使って目隠しをしたほうが良いかと思います。
その場合は建物や設備を傷つけたりしないように気を付ける必要もあります。
また、通行人からの視線に配慮して、ベランダに目隠しがすでに設置されている部屋もあったりするので、確認してみるのも良いと思います。
防犯面がやっぱり心配
防犯に関してはある程度設備が整った物件を選んだつもりですが、それでもやはり不安はあります。
ベランダが少し高めの位置にありますが、わたしでもやろうと思えば道路側からベランダ内に侵入できてしまいます…。
下着類はベランダには干しませんが、それでも洗濯物の盗難なども心配になります。
でも、それは1階が危険ってわけじゃなくて、どこに住んでいても同じようなリスクはあると思います。
2階に住んでいても、電柱や街路樹、電灯や塀、何かを使って上階に侵入することは可能ですから。
なので、1階だとしても、1階以上の部屋に住むとしても、防犯対策はきちんとする必要があります。
その中で、1階の部屋を検討している場合に特に気を付けたい点を挙げていきます。
- 車や人通りが多めの場所にある物件選ぶ
- 窓の数が少ない物件を選ぶ
- 窓ガラス、鍵が防犯に特化している物件を選ぶ
人の目がある場所だと、安心感があるかと思います。
窓が多い部屋だと室内への侵入口が多くなるので、なるべく窓の数が少ない物件を選んだ方が良いかと思います。
また、窓ガラスと窓の鍵も簡単に開けられないようなタイプが取り入れてあると安心感が持てますね。
わたしが住んでいる部屋の窓ガラスはこんな感じです。
ちなみに、備え付けの窓の鍵がない場合や、さらに防犯性を高めたい場合はこんなアイテムもあります!
できる対策は自分ですることも大切ですね。
水害の時に被害を受けやすい
水害…大雨や河川の氾濫があったときに、一番被害を受けやすいのは1階の部屋です。
浸水したら家具や家電なども使用できなくなったりしますしので、自分だけ避難すればOK、というわけにもいかないのが辛いですね。
異常気象の影響もあってか近頃は大雨や最凶クラスの台風が増え、水害が多くなっています。
建物の立地や川が近くにあるかなど周りの環境も影響しますが、1階に住むからにはそういう点も考えておいた方が良いでしょう。
まとめ
1階に住んでみて実際に感じたメリットとデメリットについてご紹介しました。
良い部分もありますが、「うーん…」と感じる部分も当然あります。
1階には絶対に住まない方が良い!とは思いませんが、住むからには防犯対策などをしっかりとする必要があると思います。
ちなみに4年1階の部屋に住んでみて「また1階の部屋に住みたいか?」と言われると…できれば2階以上に住みたいなって思います(笑)。
ただ、絶対に1階には住みたくない!とは思いません。
1階の部屋ってことだけが引っかかるのなら、自分で防犯などの対策をすればいいか、という考えなので。
あとは部屋から歩道までの距離がある程度離れていることが大事です(笑)。
考え方は人それぞれですので、メリット・デメリットの両方をよく知り、考えた上で自分が暮らす部屋を決めてくださいね!
でも、1階に住んでいるから危険で上階に住んでいるから安心、という安直な考えではなく、自分の身と部屋は自分で守る、その意識をしっかりともって賃貸で生活していきましょう。